EM技術とは何か

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ここはEMに関する情報を紹介するところです。
ぜひ読んで利用してください。
自然紀行の店代表  三重野紘一
微生物の多様な働き
微生物は肉眼で見ることができない地球上でもっとも小さい生き物である。
彼らは地球上にまだ酸素もなかった太古から棲息し、数十億年にわたって絶えることなく存在しつづけている。動植物の体内に限らず空気中、土の中、海や川の中など自然界のいたるところに微生物は存在していることから、地球は、微生物のプールにつかっているようなものであるといっていいだろう。

 しかし、微生物の世界には、有用菌のほかに病原菌や腐敗菌と称される有害菌のグループも多数存在している。いずれも、さまざまな微生物たちの力関係は微妙なバランスの上に成り立っているといえる。


EMとは何か
そのような微生物の働きに着目して研究を続けていた琉球大学農学部の比嘉照夫教授は、1982年、その成果を「EM技術」として発表した。
EMとは、有用微生物群という意味の造語。自然界に存在する光合成細菌、酵母菌、乳酸菌、発酵系の糸状菌、グラム陽性の放線菌の5グループから有用な働きをする微生物80余種を糖蜜の培養液の中に共存させたものだ。

 EMは、本質的に性質が異なる微生物の混合利用はできないという、学会での常識を打ち破る発見だった。 研究過程において比嘉教授は、繰り返し土壌へのEM投入実験を行う。そして、農薬や化学肥料で地力をなくした土地が本来の力を取り戻し、「作物がよく育ち、病気にもならないし、収獲も増え、味もよくなる」という成果を得るまでに至った。

 この一連の研究によって、発酵の過程で抗酸化物質を生成することや、有用な働きをもつ微生物どうしなら性質が違っていても、排泄物を餌として交換しあうほか、互いの性質や力を利用しながら共存できることを発見したのだ。有用菌が増殖すれば、対立勢力である有害菌に勝つことができる。両者の菌のほかに、状況が優勢なほうに従って働く日和見菌があるが、有用菌集団であるEMを投入することで、EMが定着すれば日和見菌は有用菌の仲間入りをする。有用菌集団は強い抗酸化作用を起こし、酸化して病気や腐敗を引き起こそうとする有害菌の働きを抑えて、環境を健康な状態に保ってくれる仕組みとなっている。
 画期的な農業資材として登場したEMだが、のちにその技術は普遍的な「考え方」として、さまざまな分野へと発展していくのである。その考え方のベースにあるのが、「崩壊型から蘇生型へ」「酸化から抗酸化へ」最近は、「エントロピーからシントロピーへ」という発想だ。


EM技術が描く夢
EMがもつ強い抗酸化作用はEM技術の核となり、さまざまな分野で応用・活用が進められてきた。
 たとえば、畜産にEMを使うと悪臭が嘘のように消える。EMを投入した魚介類の養殖場では、多種多様なプランクトンが発生し、水は浄化され生態系も保たれる。EMボカシは家庭から出る生ゴミを有機肥料に変えて、生ゴミのリサイクルを可能にした。簡単に作れる米のとぎ汁発酵液は、掃除や洗濯などで洗剤の代わりになるほか消臭作用もあるので、家庭内の環境浄化だけでなく、下水道の浄化やひいては河川.海を浄化する。米のとぎ汁はそのまま流せば汚染源だが、EMと糖蜜で発酵させて流せば浄化源に変わる技術も公開され各地で実践されている。

 また、病気の原因のひとつといわれる体の酸化を防ぐ清涼飲料水EM・Xは、医療の現場からその強い抗酸化作用の成果が報告されて反響を呼んでいる。EM・XやEM・Zを加えたセラミックスも、水質浄化や工業省エネなど多方面で応用の場が広がった。最近では、ダイオキシンの発生を抑制する力があることも発見され、すでに沖縄県具志川市、埼玉県和光市では実用化にむけての研究も進んでいる。

 このようにEMの力が環境問題を解決して、循環型の社会を築く大きな力になってくれるはずと、比嘉教授は期待を寄せる。94年に設立されたEM研究機構は比嘉教授の考えをもとに、EMを使って循環型社会の実現に向けて行動する人々や、商品開発をめざす企業にEM情報を提供するほか、その活動をサポートする機関である。
 比嘉教授は、人の生存にかかわる技術の普及は競争原理からはずすべきという信念のもと、EMが草の根ネットワーク的に普及・発展するよう尽力してきた。そして今では、農業資材として出発したEMからさまざまな応用技術や商品が生み出され、循環型の社会を築く第一歩として活用され始めている。
EMを使用することがすでにボランティア活動であるが、1歩すすめてEMを活用する事が国民の義務であると確信を持って言い切る。




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